禁パチ1日目僕が依存症になるまでpart1
現在大学4年生、
大学2年生のゴールデンウィークに初めて行ったパチンコ屋さん。
僕には一人の弟がいる。弟はいつからかパチンコにハマっていて、日常的に通っている依存者だ。
僕は大学で弁護士を目指し勉強している中で、部活も入っていたりと、ほぼ毎日、一日中大学で時間を過ごし、家族と過ごす時間があまりなかった。
また、弟もパチンコ通いに朝帰りなど、家族と過ごす時間はあまりなかった。
そんな時のゴールデンウィーク、久々に父を除いた母、自分、弟の三人に時間ができ、せっかくだからどこか遊びへ行こうという話しになった。
カラオケに行こうか映画を見に行くか、僕は特に何でも良かったが、弟は「家族で遊ぶなんてつまらない、まぁパチンコだったらいいけどね」と言い放った。
せっかくの3人集まった休日、母としてもどうにか子供達と一緒に時間を過ごしたかったのだろう、僕に「お兄ちゃん、三人でパチンコ行かない?」苦笑いしながら母が僕に言ってきた。
僕は勉強と部活ばかりの日々で、パチンコなんて行ったことがなく、タバコの煙やらうるさい音やらで体に悪い場所だし行きたくない、、、
と思う反面、
一回行ってみたいかも
と思う気持ちもあった。
まぁ最近親孝行もできてないし、弟とも最近話せてなかったから、まぁ丁度良いかなと思ってパチンコ屋さんに行くことを承諾した。
これが依存症の始まりだなんて思わなかった。
パチンコ屋さんにつくと、僕はお金の入れ方もわからず、弟に聞きながら、見よう見まねで遊び始めた。
初めて座った台は
アナザーゴッドハーデス
パチンコ屋さんに向かう車中、僕はどんな台に座ろうか、スマホで情報収集していた。
勝つときは爆発的に勝つGODというシリーズがあるらしい。そして、その新台が出たらしい。じゃあ一旦それを打ってみようかな〜
そんな事を思っていた時、車中は今日の軍資金の話しになった。
母が「じゃあとりあえず二人に1万円渡すわね」
え、
僕は何を言っているんだと思った。
簡単に1万円渡すなんて、、額が多い、軽く遊ぶ額じゃない、、
そんな事を思って拒否していた時、
「えーーー少ない!3万は必要だな!」
弟が言い放った。本気かふざけているのかわからなかった。
僕は五千円が水のように流れ消えた時、車中の話を思い出しながら、ほんとに1万円なんてすぐなくなる、怖い、恐ろしいと思った。
それからはどうしたもんかとホールをうろうろしていると、弟と母が並んでパチンコを打っていた。
どうやら弟も今日は調子が悪く当たらずにお金がなくなってしまったらしい。
そして母にまたお金を貰い、隣で打っていた。
自分も特に何が打ちたいという訳でもなかったので、その隣でパチンコを打つことにした。
そのパチンコは
ルパン三世〜消されたルパン〜
part2へ続く